小倉城は細川忠興が約7年をかけて築いた城で、1632年(寛永9年)からは小笠原氏が幕末まで234年にわたって治めました。天守は1837年(天保8年)の火災で本丸とともに焼け、その後は再建されませんでした。1866年(慶応2年)の長州藩との戦いでは、ほかの藩の軍勢が引き揚げたあと、小倉藩が自ら城に火を放って退いています。明治以降、城内には陸軍の施設が置かれました。
見どころ
今の天守は、1959年に鉄筋コンクリート造で再建されたものです。4階と5階の間に屋根のひさしがなく、5階が4階より大きく張り出す「唐造り(からづくり)」と呼ばれる全国でも珍しい姿で、城下からもその特徴的な形が分かります。天守の内部は展示施設になっており、2019年(平成31年)には内装と展示が大規模にリニューアルされました。自然の石をほぼそのまま積み上げた「野面積み(のづらづみ)」の石垣は、築城当時の技を今に伝えています。城内には、1998年(平成10年)に開館した小倉城庭園や松本清張記念館もあります。
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