田川市・大牟田市・熊本県荒尾市

田川市石炭・歴史博物館

筑豊有数の規模を誇った三井田川鉱業所伊田竪坑(いだたてこう)の跡に建つ博物館です。山本作兵衛の炭坑記録画を数多く所蔵し、隣の石炭記念公園には竪坑櫓と二本煙突が残ります。

1983年(昭和58年)に「田川市石炭資料館」として開館し、2005年(平成17年)に現在の名称に改めました。石炭に関する資料はおよそ1万5千点にのぼり、屋外には炭鉱で使われた大型の機械や、復元された炭坑住宅も並びます。古墳時代の埴輪や武具など、田川の古い歴史を伝える考古資料もあわせて展示しています。

山本作兵衛の炭坑記録画

筑豊の炭坑で約50年働いた山本作兵衛(1892〜1984年)が、坑夫を退いたのち60代半ばから記憶をもとに描き残した絵と、日記などの記録です。2011年(平成23年)5月、697点が日本で初めてユネスコ「世界の記憶」に登録されました。このうち記録画585点と記録文書42点を博物館が所蔵し、その一部を展示しています。坑内の作業から日々の暮らし、炭坑の俗信まで、絵に添えられた文章とあわせて見ると、当時の炭坑の姿が生き生きと伝わってきます。

竪坑櫓と二本煙突

隣接する石炭記念公園は、1910年(明治43年)に完成し1964年(昭和39年)に閉坑した伊田竪坑の跡で、国の史跡「筑豊炭田遺跡群」の一部です。1909年(明治42年)完成の鉄製の竪坑櫓(高さ約28m)と、巻き上げ機などを動かす蒸気ボイラーの排煙用に建てられた2本のれんが煙突(高さ約45m)が残り、いずれも国の登録有形文化財です。この煙突は、炭坑節に歌われた煙突として知られています。

掲載している内容は2026年10月時点の情報です。行事の日程や施設の営業時間などは、各施設の公式サイトでご確認ください。

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