新原・奴山古墳群(しんばる・ぬやまこふんぐん)は、宗像市に隣接する福津市(ふくつし)の台地上に、5世紀から6世紀にかけて築かれた古墳群です。前方後円墳5基、円墳35基、方墳1基の計41基が今も残り、水田の中に墳丘が点在しています。葬られたのは、沖ノ島での祭祀を担った古代の豪族・宗像氏の一族と考えられています。世界文化遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産の一つです。
海を望む古墳
古墳が築かれたころ、台地の下には入り海が広がっていました。その後海岸線は後退し、今は内陸の田園風景になっていますが、古墳群は海を見渡す場所に造られており、大島や沖ノ島へと続く玄界灘の方角を望みます。7号墳からは沖ノ島の祭祀で使われたものと共通する鉄製の斧が出土しており、宗像氏と沖ノ島の祭祀との結びつきを今に伝えています。
バス停「昭和学園前(展望所前)」の近くには展望所があり、古墳の点在する田園とその先の海を一望できます。墳丘の内部は公開されていませんが、周りの道を歩きながら古墳の形をよく観察できます。季節によっては菜の花やコスモスが古墳の周りを彩ります。宗像大社 辺津宮からは車で10分ほどです。
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