柳川市

北原白秋生家

詩人・北原白秋が少年時代を過ごした沖端の家です。柳川藩御用達の海産物問屋で、のちに酒造りも営んだ旧家の主屋が復元され、隣接する記念館とともに公開されています。

白秋(本名・隆吉)は1885年(明治18年)に生まれ、1904年に早稲田大学へ進むため上京するまで、この家で育ちました。1901年(明治34年)の沖端の大火で、北原家は酒蔵など屋敷の大半を失い、残った主屋もやがて人手に渡りました。昭和40年代に取り壊しが計画されると、市民の募金で買い戻され、1968年(昭和43年)に福岡県の史跡に指定、翌1969年に復元されて公開施設となりました。

見どころ

主屋はなまこ壁をもつ瓦葺き・一部2階建ての町家で、幕末から明治初めごろの建築と考えられ、沖端に残る最古の町家とされています。屋内では酒造りを営んだ北原家の暮らしが再現され、白秋の生い立ちや作品が紹介されています。中庭には、童謡の題にもなったからたちや、朱欒(ざぼん)が植えられています。生誕100年の1985年には、かつて酒蔵があった南側に市立歴史民俗資料館(北原白秋記念館)が併設され、初版本や映像で白秋の生涯をたどれます。白秋は詩集『思ひ出』(1911年)などで故郷の水辺を描きました。毎年、命日の11月2日をはさむ11月1日〜3日には、掘割で「白秋祭水上パレード」が開かれます。

掲載している内容は2026年10月時点の情報です。行事の日程や施設の営業時間などは、各施設の公式サイトでご確認ください。

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