
博多祇園山笠には、担いで走る「舁き山笠」と、据え置いて見せる「飾り山笠」の2種類があります。かつては見上げるほど高い山笠を担いでいましたが、明治時代に町に電線が張られるようになると、走るための舁き山笠と、飾るための飾り山笠に分かれました。飾り山笠は今も高さが10数メートルあり、祭りの華やかさを担っています。
表と見送り
人形は博多人形師が手がけ、山笠は毎年新しく作り替えられます。櫛田神社に向いた正面を「表」、その反対側を「見送り(みおくり)」と呼び、表には武将や合戦などの伝統的な題材、見送りには童話やアニメなど親しみやすい題材が選ばれることが多くなっています。一つの山笠でも表と見送りで趣が大きく異なるので、両側から眺めてみてください。
公開の前には、櫛田神社の神職が各所の山笠を回って神様を迎える「御神入れ(ごしんいれ)」を行います。7月1日から一斉に公開され、15日の未明に解体されるのが習わしです。例外は櫛田神社の境内に立つ山笠で、祭りの後も残され、入れ替えの時期を除いてほぼ一年中見ることができます。また、上川端通(かみかわばたどおり)の飾り山笠は「走る飾り山笠」と呼ばれ、追い山笠ならしと追い山笠では実際に担がれて櫛田入りします(追い山)。
掲載している内容は2026年10月時点の情報です。行事の日程や施設の営業時間などは、各施設の公式サイトでご確認ください。