太宰府に博物館をという構想は明治時代からありました。1893年(明治26年)には「鎮西博物館」の設置が認められながら建設は見送られ、1899年には岡倉天心も九州に博物館が必要だと説いています。地元の長い誘致活動を経て、100年あまりのちの2005年(平成17年)10月16日に開館しました。
館内の見どころ
4階の文化交流展示室(平常展)は「海の道、アジアの路」をテーマに、旧石器時代から江戸時代の終わり(開国)までの日本とアジアの交流を、5つのテーマと11の展示室でたどります。展示替えがこまめに行われるため、訪ねるたびに違う作品に出会えます。3階は特別展の会場です。1階には「アジアのはらっぱ」を意味する無料の体験型展示室「あじっぱ」があり、アジアやヨーロッパの文化に親子で触れられます。
建物と設備
建物は菊竹清訓建築設計事務所と久米設計の共同設計で、160m×80mの平面にかまぼこ形の大屋根を架けています。収蔵庫や展示室には免震構造が採用され、エントランスホールの天井には九州各地の間伐材が使われています。地中に通したアースチューブで外気を取り入れる仕組みや雨水の再利用など、環境に配慮した設備も備えています。天満宮の側からは、動く歩道のある「虹のトンネル」を通って行くことができます。
掲載している内容は2026年10月時点の情報です。行事の日程や施設の営業時間などは、各施設の公式サイトでご確認ください。